ガクチカとどう違うの?
簡単にわかりやすく説明して!
本記事の内容
今回は「新卒の自己PRの書き方」について解説します。
自己PRって、ガクチカと何が違うのって思いません?
自己PRとガクチカを一緒だと思われている方をよく見かけますが、この2つは全くの別物です。
その違いは、それぞれの目的にあります。
本記事では、自己PRの目的や簡単な書き方、自己PRを書くポイントなど、自己PRについて徹底解説していますので、どうぞ最後までご覧くださいね。
目次(クリックできるよ!)
1【新卒用】自己PRの書き方
自己PRの書き方について解説します。
自己PRは、志望する企業によって、適切なものを書く必要があります。
つまり、選考を受けるたびに、自己PRを作成しなければならないのです。
STEP1 企業の求める能力・スキルを調べる
はじめに、企業の求める能力やスキルを調べます。
いわゆる、企業研究です。
企業説明会やインターンシップなどに参加して、どのような人材を求めているのかを知りましょう。
新卒採用のホームページに、書かれている場合もあります。
業種・業界・職種研究がまだの方は下記記事をご覧ください。
STEP2 企業の求める能力・スキルが発揮されている経験を選ぶ
自己分析の過程で、長所と短所(裏を返せば長所)を書き出しましたよね。
そのなかで、企業が求める能力・スキルと一致するものを選びましょう。
自己分析の過程で書き出した長所の中から選ぶので、経験は受動的に定まりますよね。
STEP3 自己PRを書く
アピールする長所とその経験が決まれば、あとは文章を書くだけです。
自己PRの流れは以下になります。
- 長所は何か(結論)
- 長所が発揮された具体的なエピソード
- 長所を仕事でどう活かすか
まずはこれに回答しましょう。
- 長所は何か(結論) → 相手の気づいていない潜在的な悩みを解決できる
- 長所が発揮された具体的な経験(エピソード) → ブログサイト運営の経験
- その企業で長所をどう活かすか → お客様の潜在的な悩みまで解決する
すべてに回答したら、自己PRを書いていきます。
ですが、書き始める前に「自己PRに関するNG集」に目を通しておいてください。
見ましたか?では実際に先ほどの回答をまとめて、自己PRを書いていきます。
私は大学3回生のころからブログサイトの運営をしています。ブログサイトを運営するにあたって、読者の悩みを考えることが必要不可欠です。例えば、「カナダ 留学費」で検索する人は、カナダの留学費用を知りたいという悩みだけでなく、できるなら安く留学したいという悩みを持っています。
相手の潜在的な悩みに気づけるようになると、ブログサイトへのアクセス数が飛躍的に上がりました。
貴社の営業部に勤めた際は、お客様の潜在的な悩みまで解決し、満足していただけるように努めます。
こんな感じです。
これで大体250文字です。
自己PRは200字以内(30秒用)、300字以内(60秒用)、400文字以内(90秒用)の3パターン書いておきましょう。
2.自己PRサンプル集
自己PRのサンプルをいくつか紹介します。
サンプル1
大学3年性のとき、介護等体験で2週間ほど福祉施設に行きました。はじめは、施設を利用する方々とのコミュニケーションがうまく取れませんでした。しかし、耳の聴こえない方にはジェスチャーで伝えたり、車椅子の方にはしゃがんで目線を合わせて話したりして、一人ひとりに合わせた接し方を続けました。ほとんどの利用者と積極的に会話することができるようになり、施設に来てくれるとうれしいという言葉を頂くことができました。
この経験を活かし、貴社に勤めた際は、お客様に合わせた接客で売り上げアップに努めます。
サンプル2
大学3年性のとき、介護等体験で2週間ほど福祉施設に行きました。はじめは、施設を利用する方々とのコミュニケーションがうまく取れませんでした。話しかけても無視されるばかりで、正直辛かったです。しかし、来る日も来る日も諦めずに何度も名前を呼んで話しかけると、次第にコミュニケーションを取ってくれるようになりました。最終日には、別れを惜しんでくれる方もいました。
この経験を活かし、貴社の営業部に勤めた際も、諦めずにチャレンジし続けます。
サンプル3(NG例)
NG例も紹介しておきますね。
大学3年性のとき、福祉施設に行きました。はじめは、施設を利用する方々とのコミュニケーションがうまく取れませんでした。しかし、頑張って話しかけることで、親しくなることができました。
この経験を活かし、貴社の営業部に勤めた際は、取引先の相手ともすぐに親しくなり、契約につなげたいと思います。
全体的に抽象的ですよね。
頑張って話しかけたと書いていますが、どのように頑張ったのかがイマイチわかりませんよね。
また、企業でどのように活かすかが、営業を甘く見ているように感じられてしまいます。
3.自己PRに関するNG集
自己PRに関するNGをまとめました。
抽象的
抽象的ですよね。
強みが活きている(強みが芽生えた)具体的な経験がない場合、それを自己PRとしてアピールすることは難しいです。
可能であれば、別の長所を選びましょう。
可能でないなら、実際に行動して、経験を作ってしまいましょう。笑
結果や成果のみ
ガクチカもそうですが、結果や成果のみはやめましょう。
どのような長所があるのか→その長所の根拠は何か→それをどう活かすか
この流れをしっかり意識して自己PRを書きましょう。
無駄に長い
無駄に長いことは、面接でもNGです。
読む側は、結局何が言いたいのかがわからなくなったり、読むのが面倒になったりします。
「シンプルにわかりやすく」を心がけましょう。
マイナス的なことを書く
人前で話すことが苦手だったという文章は、改善されたものの、マイナスのイメージを与えてしまいます。
こちらの方が好印象です。
書く必要がないことは書かないようにしましょう。
企業によって自己PRを変えない
横着して、1つの自己PRをそのまま使い回すのはNGです。
その企業の求める能力・スキルをしっかりアピールできているのかが大切です。
だからと言って、すべて1から書く必要はありません。
一部修正して使い回すのは、全然OKです。
4.自己PRを書くのに困ったあなたへ
自己PRを書くのに困ったときの、3つの対処法を解説します。
無料で内定者の自己PRを参考にする
内定者の自己PRは、言わば答えです。
そんな内定者の書いた自己PRを無料で見られる方法があります。
それが、「就活ノート」です。
「就活ノート」は、無料会員登録するだけで、実際に書類選考を通過したエントリーシートを全て見ることができます。
学校のキャリアセンターに行く
通っている大学のキャリアセンターに行けば、無料で就活をサポートしてもらえます。
キャリアセンターの方なら、あなたの悩みについて親身に考えてくれるはずです。
ただ、私の経験上、当たりはずがありますので、個人的には就活エージェントをおすすめします。
無料の就活エージェントを頼る
就活エージェントとは、就活に関するすべての課題を、プロの知見を基に無料でサポートしてくれる就活支援サービスです。
ガクチカだけでなく、自己分析から書類添削、面接対策までなんでもサポートしてくれます。
さらに就活エージェントは、一般には非公開の特別選考ルートも保有しているので、早期内定獲得や短期間での内定獲得が可能です。
また、就活エージェントを通してエントリーした選考では、選考後にフィードバックを貰えたりもするので、落ちた理由がわからないという不安を抱えずに就活を行えます。
就活を行う上では就活エージェントの利用はめちゃくちゃ有効です。
無料で誰でも利用できるので、ぜひ利用してみてください。
自身に最適な就活エージェントの選び方は、下記の記事をご覧ください。
自己PRを書くのと同時に、志望動機も書いておきましょう。
詳しい志望動機の書き方は上記記事をご覧ください。
ご愛読ありがとうございました。