どうやって対策したらいいの?
落ちない秘訣は?
本記事の内容
今回は「就活の適性検査」について解説します。
私は適性検査の対策を全くしませんでした。
「適性検査?SPI?対策しなくても余裕でしょ。笑」って思っていたんです。
私のように適性検査を甘く見ているあなた。
後悔しますよ。
落ちますよ!適性検査でも。
適性検査は、書類選考の後や、1次選考の後に実施される場合が多いです。
せっかく書類選考や1次面接に受かっても、適性検査で落ちてしまっては、やってられないですよね。
本記事は、適性検査の種類とその対策について徹底解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次(クリックできるよ!)
1.適性検査の対策法
適性検査は「能力適性検査」と「性格適性検査」の2つに分かれます。
その名の通り、「能力適性検査」は、あなたの基礎能力(主に高校までの国語や数学)を測るものです。
「性格適性検査」とは、自己分析でも行ったような、あなたの長所や短所、人間性を確認するためのものです。
「性格適性検査」を参考に企業側が、あなたがその企業と相性が良いかを判断します。
「能力適性検査」と「性格適性検査」の2つの適性検査のうち、主に対策が必要となるのは、「能力適性検査」です。
「能力適性検査」は基本的に、言語系(国語)と非言語系(数学)で構成されています。
①言語系(国語)の対策方法
言語系の対策ポイントとしては、以下があげられます。
- 語彙力
- 読解力
- 文法力
この3つが言語系の対策ポイントです。
まずは「語彙力」です。
語彙力を向上させるためには、とにかくたくさんの文章を読むことです。
新聞や本、論文などを読み、新しい語彙と出会う機会を増やしましょう。
読むことで、「読解力」にもつながります。
特に、段落ごとの主旨や接続語、指示語を意識しながら読み、論理的に文章を理解することに努めましょう。
「文法力」を向上させるためには、主語述語の関係や、助詞や助動詞の使い方をマスターしましょう。
②非言語系(数学)の対策方法
非言語系の対策ポイントとしては、以下があげられます。
- 計算スピード
- 計算式
能力適性検査では電卓を使える場合もありますが、もちろん使えないときもあります。
そのためも、練習問題をたくさん解いて「計算スピード」を上げておきましょう。
スピードだけでなく正確性も忘れないでくださいね。
また、「計算式」の復習も欠かせません。
- 四則演算
- 累乗の計算
- 比例
- 反比例
- 連立方程式
- 1次方程式
- 2次方程式
- 不等式
- 確率
- 順列
- 円順列
- 数珠順列
これらは復習しておきましょう。
数学が苦手な方にはつらいかと思いますが、頑張ってください。笑
どうしても「嫌だ!数学したくない!」って方は、練習問題で分からなかった問題だけでも改善しておきましょう。
2.能力・性格適性検査の種類
能力適性検査や性格適性検査の種類について解説します。
まずは「能力適性検査」についてです。
①能力適性検査の種類
能力適性検査の種類は以下の14種になります。
・・・多いですよね。笑
大丈夫です!
全て対策しないといけないわけではないです。
企業がどの適性検査を実施しているのかは、その企業のホームページや口コミサイトに記載されています。
なので、あなたの受けたい企業の実施している適性検査を対策しましょう。
ただ、なかには実施する適性検査がわからない企業もあります。
その場合は
この5つを対策しておけば大丈夫です。
少なくともこの5つは、就活を始めると同時に、対策を意識しておいた方がいいと思います。
②性格適性検査の種類
性格適性検査の種類は以下の3種になります。
性格適性検査に関しては、対策する必要はないと思います。
あなたが思うことを「素直」に答えてくださいね。
ただ、注意点もありますので、それは「適性検査に落ちる理由と対策」でお話しします。
3.適性検査の種類別対策
適性検査の種類別の受検形式と検査概要について解説します。
おすすめの対策問題集も紹介していますので是非チェックしてくださいね。
①SPI
SPIは最も有名な適性検査です。
あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
能力適性検査だけではなく、性格適性検査もあるので、あなたの総合的な能力を測れます。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
- 企業のパソコン
- テストセンター
- ペーパーテスト
SPIは、WEBテストやペーパーテストなど、様々な受検方法があります。
テストセンターの場合、能力適性検査が35分で性格適性検査が30分です。
1問ずつに制限時間が設けられていて、一定の時間が過ぎると次の問題に進んでしまいます。
正答率が上がるほど、問題の難易度が上がっていくので、時間内に解くことがより困難になっていきますので、時間管理には十分気を付けましょう。
ペーパーテストの場合、能力適性検査が70分70問(言語30分40問、非言語40分30問)で性格適性検査が40分300問です。
テストセンターと違い、難易度は変化しませんし、問題数も決まっているので、ペース配分がカギになります。
検査内容
問題の難易度は高校1年生までの国語・数学レベルです。
- 二語関係
- 熟語
- 語句の用法
- 文の並べ替え
- 空欄補充
- 長文読解
序盤は語彙力、中盤は文法力、終盤は読解力を試されます。
問題数が多いため、要点を抑えてスピード重視で解き進める必要があります。
- 推論
- 順列、組み合わせ、確率
- 割合と比
- 損益計算
- 料金割引
- 仕事算
- 代金清算
- 速度算
- 集合
非言語系に関しては、対策をした人と、していない人でかでかなりの差が出ます。
初めはとても時間が足りないと思いますが、練習問題をたくさんこなして計算式のパターンに慣れれば、確実にスピードも正確性も向上します。
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②玉手箱
玉手箱は、日本エス・エイチ・エル社が提供している総合職テストです。
こちらも「能力適性検査」に加えて、「性格適性検査」も行います。
GABとCABもこの企業が提供しているため、この2つの問題も玉手箱に出題されることもあります。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
玉手箱の受検形式はWEBテストのみです。
リンクの冒頭に「https://web1.e-exams.jp/」があれば玉手箱の可能性が高いです。
検査内容
- GAB形式の言語(論理的読解)
- IMAGES形式の言語(主旨判定)
- 主旨把握
- 四則逆算
- 図表の読み取り
- 表の空欄の推測
玉手箱では、言語系、非言語系に加えて、英語の検査もあります。
- GAB形式の英語(論理的読解)
- IMAGES形式の英語(長文読解)
玉手箱の問題形式はこの8種類しかありません。
なので、練習問題による対策がとても効果的です。
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③GAB
GABは、総合商社の選考で実施されることが多いです。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
- テストセンター
- ペーパーテスト
GABは、WEBテストかペーパーテストで出題される問題が変わってきます。
WEBテストでは「論理的読解」と「図形の読み取り」に加えて、「長文読解(英語)」が出題されますが、ペーパーテストでは出題されません。
検査内容
- 論理的読解
- 長文読解(英語)
「論理的読解」は、設問分が論理的に考えて、「A.正しい」「B.矛盾している」「C.わからない」のどれに当てはまるのか回答します。
本文中に根拠といえる言葉があるかないか、素早く判断しましょう。
「長文読解(英語)」は、設問からキーワードを読み取る力が必要です。
前半は本文の一部がそのまま設問に使われるため、難易度は低いですが、後半ではそうはいかず、読み進める力が必要になります。
- 図形の読み取り
「図形の読み取り」は、主に選択式の問なので、概算も利用できます。
小数を分数にしたり、下一桁だけ計算したり、暗算のテクニックを身に着け、素早く解くことを意識してください。
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④CAB
CABは、理系向けのテストで、情報処理やシステム関係の企業、またはSEやプログラマーの選考で実施さることが多いです。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
- テストセンター
- ペーパーテスト
CABもGAB同様、WEBテストかペーパーテストで出題される問題が変わってきます。
WEBテストでは「暗算」は出題されない代わりに、「四則逆算」が出題されます。
一方、ペーパーテストではその逆です。
「四則逆算」は出題されない代わりに、「暗算」が出題されます。
検査内容
CABは、非言語系の検査内容しかないです。
- 暗算
- 四則逆算
- 法則性
- 命令表
- 暗号
この5種類が出題されます。
GABと同じく、主に選択式の問題になります。
「暗算」は可能な限り、素早く解答しましょう。
小数を分数にしたり、下一桁だけ計算したり、暗算のテクニックを身に着けることも有効です。
また、答えの幅が広い場合は、概算を利用しましょう。
「四則逆算」は、一見難しそうですが、その正体は方程式です。
方程式が素早く解けるようになれば問題ないでしょう。
「法則性」と「命令表」はパターンがある程度決まっていますので、練習問題を解くことでパターンを覚えましょう。
「暗号」は暗号が少ないところから解き始めるのがコツです。
共通した変化や部分に意識を向けたり、図形の変化した内容をメモしたりしましょう。
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⑤TG-WEB
TG-WEBは、ヒューマネージ社の作成した適性検査です。
他の適性検査とは違い、「従来型」と「新型」があることで、難易度が高いと言われています。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
- テストセンター
リンクの冒頭が「http://assessment.c-personal.com/」や「http://assessment.e-gitest.com/」であればTG−WEBの可能性が高いです。
検査内容
- 空欄補充(熟語・接続詞・二語補充)
- 文章の並べ替え
- 長文読解・主旨把握
- 長文読解(英語)
「従来型」のTG-WEBでは、この中から12問(12分)出題されます。
基本的に文章読解の問題ですが、1問あたり1分以内に解くことが求められます。
すべて読もうとせず、要点を抑えて効率的に読み進めましょう。
「新型」のTG-WEBでは、この中から34問(7分)出題されます。
基本的には語彙問題ですが、文章読解も数問ですが出題されます。
時間が少なすぎるので、スピードを意識して解きましょう。
長文読解(英語)では、2つの長文にそれぞれ5つの問題が出題されます。
大学受験のような、一般的な長文読解と思ってください。
- 積み木
- 積み木の切断個数
- 立体の切り口
- 経路
- 折紙
- 一筆書き
- サイコロ
- タイル敷き詰め
- サイクロイド
- 暗号
- 平行四辺形・立体・直方体の数
- 頂点の数・多面体の辺
- 場合の数
- 数列(順列・表型)
- 推論(順位付け・じゃんけん・うそつき・表整理)
- 集合
- 論理・待遇と三段論法
多すぎですね。笑
従来型のTG-WEBでは、この中から9問(18分)出題されます。
そのうち4問が図形・パズル問題、5問が推論問題になっています。
新型のTG-WEBでは、この中から36問(8分)出題されます。
そのうち6問が図表の読み取り問題、30問が四則逆算です。
時間なさすぎですよね。もう意味わかりません。笑
SPIや玉手箱とは別の傾向があるため、それとは別で対策する必要があります。
TG-WEBを受ける場合、練習問題を解くことは必須です。
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⑥ENG
SPIの英語科目です。
受検形式
- テストセンター
- ペーパーテスト
テストセンターの場合、問題数(20分)は人によって変わります。
ペーパーテストの場合は、40問(30分)です。
検査内容
- 同意語
- 反対語
- 空欄補充
- 英語辞書
- 英文訂正
- 和文英訳
- 長文読解
英語辞書というのは、選択肢の中から英語の説明文に最も近い英単語を選ぶ問題です。
一番効率の良い対策はやはり練習問題を解くことです。
SPIの問題集の中には、ENGの対策も掲載されているものもあります。
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⑦CUBIC
CUBICは、「能力適性検査」と「性格適性検査」で構成される、ややマイナーな適性検査です。
能力適性検査は「言語」「数理」「図形」「論理」「英語」の5つの分野に分かれます。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
- ペーパーテスト
基本的にはWEBテストですが、中には企業で受けるペーパーテストの場合もあります。
検査内容
- 言語 → 二語の関係・接続詞や文章の並べ替え
- 数理 → 四則演算や連立方程式などの計算
- 図形 → 立体の切り口や展開図などの図形の把握
- 論理 → 規則性や法則性の論理的思考
- 英語 → 単語・熟語・長文
基本的な学力を問われるものなので、難易度はそれほど高くないです。
不安な方は、練習問題を解いておきましょう。
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⑧SCOA
SCOAは、「能力適性検査」と「性格適性検査」で構成される、ややマイナーな適性検査です。
能力適性検査は、「言語」「数理」「常識」「論理」「英語」の5つの分野に分かれます。
受検形式
- テストセンター
- ペーパーテスト
検査内容
- 言語
- 数理
- 常識
- 論理
- 英語
SPIに比べると、難易度は高くないですが、スピードが求められます。
120問を60分で解かなければならないため、解けない問題はすぐに切り替え、次に進みましょう。
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⑨TAP
TAPは、「基礎能力」「職務バイタリティ」「対人・社会への不調和傾向」「対人的側面」「行動的側面」を総合的に判断するテストで、主に関東で実施されています。
TAPは「総合タイプ」と「性格タイプ」と「短縮タイプ」に分かれます。
マイナーですが、難易度は高いです。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
- ペーパーテスト
検査内容
- 「総合タイプ」 → 能力検査+性格検査(60分)
- 「性格タイプ」 → 性格検査(15分)
- 「短縮タイプ」 → 能力検査+性格検査(30分)
- 漢字
- 文章読解
- 二語の関係 etc...
これらが主に出題される問題になります。
難易度は高く、「一般の大学受験レベルの国語力」が求められると考えていいと思います。
- 四則計算
- 2次方程式
- 面積
- 損益算
- n進法
- 論理
- 暗号
- 三角比 etc...
こちらもかなり難易度が高く、「一般の大学受験レベルの数学力」が求められます。
基本的な数式や柔軟な思考が必要です。
TAPは特に初見では厳しい適性検査なので、練習問題をこなして、きちんと対策しましょう。
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⑩ミキワメ
リーディングカンパニー社が提供している、少々マイナーな適性検査です。
リンク冒頭に「survey.career-base」と記載されていると、ミキワメの可能性が高いです。
ミキワメは「能力適性検査(20分)」と「性格適性検査(10分)」の2つで構成されますが、「性格適性検査」に特化しています。
他企業でも結果の使い回しができるため、能力適性検査は3回、性格適性検査は1回と、受検できる回数が限られています。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
検査内容
言語と計数の問題が出題されます。
SPIの推論やCABの暗号、玉手箱の表読み取りなどの問題が出題されるので、他の有名な適性検査を対策しておくと十分かと思います。
おすすめ対策問題集
⑪eF-1G
eF-1Gとは、株式会社イー・ファルコンが提供する適性検査で、「能力適性検査」と「性格適性検査」で構成されています。
マイナーなため、あまり対策方法が公開されておらず、難易度が高いと言われています。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
検査内容
- 四字熟語
- 敬語
- 単語連想
- 単語列挙
- 語句の用法
- 長文読解 etc...
基本的には、SPIや玉手箱などの有名な適性検査の対策をしておけばOKです。
ただ、「単語連想」と「単語列挙」は別で対策しておいた方がいいと思います。
- 積み木・煙突の見え方
- 四則演算
- 連立方程式
- 展開図
- 地図・法則の読み取り
- 図形・記号のカウント etc...
空間把握能力が試される特殊な問題が多いです。
制限時間が短いので、どのような問題が出題されるのか、前もって見ておく必要があります。
https://jyosiki.com/spi/eF_1G.html
このページで練習問題をこなしましょう。
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⑫3E-IP
3E-IPは「3E-I」という能力適性検査(20分)と、「3E-P」という性格適性検査(15分)で構成されていて、ややマイナーな適性検査です。
難易度はかなり低めです。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
- ペーパーテスト
検査内容
出題される問題は、全部で7パターンしかありません。
- 数字とアルファベットの結びつき
- 隣同士の数を足していく
- 図形の法則性
- 3×3のマスで進行方向を決める
- 数字の関係性を見つける
- 文字の並び替え
- 文字の穴埋め
この7パターンが3回ほど繰り返されます。
言葉だけだとイメージしにくいかと思いますが、かなり簡単です。
特に対策は必要ないかと思いますので、SPIや玉手箱などの有名な適性検査の対策に時間を割きましょう。
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⑬GPS
GPSは、ベネッセコーポレーションが提供する適性検査で、マイナーな適性検査になります。
GPSは、「思考力」「基礎能力」「パーソナリティ」の3つで構成されています。
「思考力」が1つの構成要素として確立しているところや、音声や動画での出題があることが特徴です。
私もこの適性検査を受けたことがありますが、音声が途中でとまっちゃったりしたので、Wi-Fi環境には気を付けて下さい。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
検査内容
「基礎能力」はSPIや玉手箱などの有名な適性検査の対策をしておけば大丈夫です。
しかし、「思考力」に関しては、SPIや玉手箱では出題されない問題です。
- 仮定を問う(批判的思考)
- 論旨の転用(創造的思考)
- 協同的問題解決(協同的思考)
- 思考
よくわかりませんよね。
- 仮定を問う → ある主張の背景にある考えを選択するような問題
- 論旨の転用 → ある物語を読み、選択肢の中から似た主旨の記述文を選ぶような問題
- 協同的問題解決 → ある会話文を読み、それに対する問いに答えるような問題
- 思考 → 音声や動画を見て、それに関する問いに答えるような問題
これでもわかりにくいですね。笑
https://reashu.com/tekiseikennsagps/#i-3
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⑭デザイン思考テスト
デザイン思考テストは、今まで数値化が難しかった創造力と評価力を測るための適性検査です。
デザイン思考テストは、「創造セッション(30分)」と「評価セッション(30分)」の2つで構成されます。
かなりマイナーな適性検査のため、対策サイトや対策本などがほとんどありません。
受検形式
- WEBテスト(自宅)
検査内容
「創造セッション」では、選択肢の中から「誰が」「どこで」「どんな時」の組み合わせを選んで、シチュエーションを設定し、その人がどのような願望を持っているのか記述します。
そして、それを解決する新しいアイデアを作成します。
「評価セッション」では、「創造セッション」で出したアイデアに対して「共感できる内容か」「他の方法で解決が難しい内容か」「新規性があるか」「実現性があるか」などの項目に対して、4段階で評価します。
創造性が問われるため、対策は難しいです。
限られた時間の中で質の高いアイデアをいくつも出す必要があります。
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⑮TAL
TALは、Vivid Japan Co,Ltd.が提供している適性検査です。
通常の性格適性検査には見られない、特徴的な問題が出題されます。
どうやら、「ヤバい奴」かどうか判断するための適性検査みたいです。
受検形式
- WEBテスト
検査内容
「図形の配置」や「卵の種類を選択する」問題など、特殊な問題が出題されるため、対策はほぼ不可能です。
私の場合、「入社後に活躍している私」を図形の配置で表現するという問題を課されました。
⑯BRIDGE
BRIDGEは、リンク・アンド・モチベーション社が提供している性格適性検査です。
「ポータブルスキル」(能力適性)と「モチベーションタイプ」(価値基準、意欲)と「ポテンシャル」(学力・性格)を測定できます。
受検形式
- WEテスト(自宅)
検査内容
能力適性検査は「計数A」と「計数B」に分かれます。
- 図表の読み取り
- 表の空欄推測
こちらは、「玉手箱」の出題問題に類似しているので、「玉手箱」の対策をしておけば大丈夫です。
- 推論
- 集合
こちらは「TG-WEB」の出題問題に類似しているので、「TG-WEB」の対策をしておけば大丈夫です。
性格適性検査は、「性格A」と「性格B」に分かれます。
性格Aで「会社選びの軸」や「日常の行動特性」を検査します。
まあ、一般的な性格適性検査です。
性格Bでは、「特定の状況下での自分の行動特性」を検査しますので、少々変わった検査問題ですが、特に対策する必要はないでしょう。
おすすめ対策問題集
⑰内田クレペリン
内田クレペリンは、主に鉄道系の企業で実施されている適性検査になります。
処理の正確性とスピードが求められます。
受検形式
- ペーパーテスト
検査内容
1桁の足し算を前半15分間、休憩をはさみ後半15分間でひたすら行います。
1分経過の合図で、次の行に進みます。
つまり、30分で30行の足し算に取り組むということです。
1509454910790245269・・・
3746904286569179416・・・
このような数字の羅列があり、隣合った数字の足し算の結果を、隣り合った数字の間に書き込んでいき、どこまで進めるか、その波を見ます。
1行目の計算量が多く、徐々に減っていき、中盤から終盤にかけてまた計算量が増えていくというのが、波の理想形のようです。
取り組めている計算が少なすぎてもだめですし、誤答が多くてもだめです。
そのため、理想形を意識して作っている余裕はありません。
集中力と体力が必要なので、ある程度練習を積んでおくことをおすすめします。
4.適性検査に落ちる理由と対策
適性検査で落ちる理由とその対策について解説します。
①シンプルに正答率が低い
あたり前ですが、企業の設定しているボーダーラインに能力適性検査の正答率が達していない場合は不採用になります。
正答率を上げる対策として、以下の方法があげられます。
- 未解答を減らす
- 解けない問題に時間をかけすぎない
- 解答スピードを上げる
- 練習問題を解く
正答率を上げるためには、まずは未解答を減らしましょう。
例えば、全問中7割しか解答できなかった場合、あなたの点数は最高でも7割しかありません。
7割の点数を超える可能性は0です。
しかし、わからなくても全問解答すれば、わずかですが全問正解の可能性だってあります。
なので、能力適性検査ではとにかく、全問解答するということを心がけましょう。
全問解答するためには、解けない問題に時間をかけすぎず、時間配分をきちんと考えることが重要です。
いつまでも同じ問題で悩まず、解けない問題は消去法などで適当に解答してしまい、解答スピードを上げることを意識してください。
私の経験上、これらすべてを完璧にこなすことは、ぶっつけ本番ではなかなか難しいので、出題パターンに慣れるためにも、練習問題を前もって解いておきましょう。
②まじめに1人で受ける
WEBテストの場合、友人との協力は必須です。
なかには「そんなの卑怯!」と言う方もいると思いますが、ここは諦めてください。
みんなやっています。
企業側も、そんなことはわかっています。
そんなことはわかったうえで、能力適性検査を実施しています。
暗黙の了解なんです。
また、解答がネットに出回っている可能性もあるため、チェックしてみてもいいかもしれません。
ある意味、協調性が試されているようなものです。
③企業の求める性格ではない
残念ながら、性格適性検査の結果次第では、企業側から相性が悪いと判断されてしまい、不採用になってしまう場合があります。
例えば、1日中パソコンを使うようなデスクワークの職種の選考なのに、「ずっと座って作業することが苦痛だ」という問いに対してYESと回答していれば、その職種に向いていないと企業側に判断されてもおかしくないですよね。
ただこの場合は、入社後のミスマッチを防ぐためなので、あなたにとっては良いことです。
④回答に柔軟性がない
性格適性検査で、自分の印象を残したいがために、回答を極端に片寄せるのは、マイナス評価になることが多いです。
例えば、「周りの意見に従う」や「自分の意見を通す」という問いに対して、「とてもよくあてはまる」などの回答をした場合、協調性に欠けると思われてしまいます。
嘘も方便という言葉があるように、社会に出るとどうしても建前というものが必要になります。
自分の考えとは少し違う場合も、その場の状況に応じて柔軟に対応することが大切です。
⑤回答が矛盾している
嘘も方便、建前のための柔軟性が大切とは言いましたが、自分の意見と真反対の意見を回答するのは控えましょう。
作り上げた人物像というのは、長くもちません。
たとえ適性検査中にばれなくとも、2次面接や3次面接、最終面接などで見抜かれてしますケースもよくあります。
極端な回答は避けた方が良いですが、自分の考えと反対の回答はやめましょう。
5.適性検査を受けずに済む方法
適性検査をやらずに済む方法があります。
それは、逆オファーです。
逆オファーなら、適性検査を行わず、優良企業や大手企業の選考に進める可能性があります。
逆オファーというのは、企業が就活生をスカウトする制度のことです。
と思ったそこのあなた。
そんなことありません!
私も就活性のときはそう思いました。
そう思いながらも、(無料だから一応やっておくか・・・)と登録して待ってみると、本当にオファーが来ました。
「逆オファーってホントにくるんだ!」と、驚いたことを鮮明に覚えています。
自分の魅力というのは、自分では気が付かないものです。
あなたを求めている企業は必ずありますので、やってみる価値は十分にあります。
無料で逆オファーが受けられる有名なサイトには、「OfferBox」や「キミスカ」、「dodaキャンパス」などがあります。
これらに無料会員登録して、ガクチカや自己PR、志望業界を入力すれば、あとは企業からのオファーを待つだけです。
たったそれだけの作業で、逆オファーが来ることを考えると、やっておかなきゃ損ですよね。
私の経験からしても、絶対に登録しておいた方がいいと思いますよ。
適性検査は、なめていると痛い目見ます。
この記事で完璧に対策しちゃってくださいね。
適性検査対策と同時に始めてほしいのが、ガクチカの作成です。
上記記事でガクチカの書き方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ご愛読ありがとうございました。